中国・斑馬智行の最新車載対話型AI「VENUS」は音声を恋人や子供に変えることができる

斑馬智行の車載対話型AI、インテリジェントコネクテッドカーの新世代プラットフォーム「VENUS」が中国で話題となっている。
先般予約が開始された上汽栄威(Roewe) の新型コンパクトSUV、RX5 PLUSに初めて搭載される。
VENUSは、車に乗って1度ウェークアップキーワードを言うだけで、以降は継続的な会話が可能となる。

ボイスクローンニングでAIの声をカスタマイズ

「ボイスクローニング」の新機能も導入。この技術は恋人、子供の声など、アプリでいくつかフレーズを録音すれば、AIが独自の音声クローンを合成し、AIアシスタントの音声として利用できるようになる。
AlexaやGoogleアシスタントでも対応はまだで、世界で初となる。

人、車、サービス間のシームレスな接続

また、VENUSは、「コネクテッド・カー」という1つのポイントではなく、家や行動が車とつながる、シナリオインテリジェンスを実現しようとしている。
例えば、ユーザーが家族で車に乗っている時、お寿司が食べたいと意見がまとまったら予約や待ち時間、そこまでの道順ナビ、近くの駐車場情報案内などを次々とシナリオを実行していく。
帰りに車に乗れば、家のエアコンや照明を自動でつけたり、IFTTTのトリガーに車からアクセスできるような、シームレスな連携だ。

メルセデスやBMWもインフォテイメントシステムを独自で開発しているが、車という「ポイント」にコンセプトが置かれており、VENUSやAlexa autoなどの「車の外」とシームレスに連携したシナリオの考え方は希薄であるように思う。車というポイントと、車の外というシナリオや相互連携を深く行える価値観を持つVENUSがコネクテッドカーのスタンダードになる日は遠くないと思いたい。

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