Alexaの『声』が憧れの芸能人だったら?AIアシスタントのマネタイズや未来について

先週末の#5VOICE UI MEDIA編集会議収録では、中国の自動車メーカー向けの新しい車載音声AIアシスタント、ZEBRA TECHNOLOGYのVENUSの話題に触れた際に、VENUSがアシスタントの声を自由に変更できる、毎度毎度ウェイクアップキーワードを言わなくていい、という話で盛り上がりました。

VOICE UI MEDIA編集部も、音声アシスタントの声やウェイクアップキーワードが好みのものに変えられたら、音声アシスタントの普及や収益化は一気に進むのでは、と考えています。

日本の音声アシスタントの普及率は未だ6%らしいですが、スマホを含めば音声AIアシスタントはほぼすべての人がいつでも利用できる時代が来ています。利用が進むには、ほんの少しのきっかけが大切です。

Alexaを例に取ると、『アレクサ』というお決まりのウェイクアップキーワードと、おなじみのアレクサのMizukiさんの声はやはり画一的で、自由に変えられたらいいな、と感じている方も多いのではないでしょうか?

以前弊社でも紹介した、エイベックスが立ち上げたコエステーションがまさにその領域なのではと思いますが、AlexaやGoogleが対応するには、技術の観点からまだ時間がかかるでしょう。

GAFAの間隙を突き、それらが可能なプラットフォームが登場した場合、アマゾンやGoogleを凌駕し新しいエコシステムが生まれるのではないでしょうか。大変日本ぽい機能だと個人的に思います。音声アシスタントは普及率含め、スマートフォンのOSのようにGAFAの現在のエコシステムに依存するものではないため、新しいプラットフォームがまだまだ参入する余地はあるのではないでしょうか?

想像してみてください。のび太くんのドラえもんのように、自分の好きなキャラクターや芸能人、亡くなってしまった奥さんや旦那さん、別れてしまった恋人の、話す声、話し方、話す癖などがAlexaに移植されたら、、バーチャルアシスタントだったら。

Amazon Voice Profilesで、1台のAlexaは家族それぞれの声を聞き分け、それぞれの『バーチャルアシスタント』を認識し、それぞれの声で返答を返す、そんな日常を想像してみてください。

Alexaのアシスタントマーケットで、声、話し方のくせ、性格などがセットになって売っている、自分でも作れる。
スマートフォンを中学生になったら持つように、みんな『バーチャルアシスタント』を持つ時代が来るかもしれません。そして、Alexaもユーザー個人個人の性格や癖を覚え始め、ユーザーに合わせた返答をするようになるでしょう。

先般もAlexaが長い会話を自然に話せるようになったり、どんどん人間が『声の不気味の谷』を超えバーチャルアシスタントに親近感を感じはじめるのも遠い未来の出来事ではないでしょう。

音声AIアシスタントは、僕らの身近にいる、一番自分のことを知っている友達になるのかもしれません。

そんな技術が実現された世界で、スキルではなく、ユーザーが個人個人にカスタマイズされたバーチャルアシスタントそのものに毎月の使用料を払うことは、スマートフォンの料金のように当たり前になっているかもしれません。

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