AI専用サーバー市場を席巻する中国Inspur

AI先進国として世界の先頭を突っ走る中国では、AI処理に特化したサーバーの需要が急速に高まっているが、これらのサーバーは通常のサーバーとは構成が違うため、AI用処理に特化した専用サーバー市場が急速に形成されている。

中国メディアの報道によれば、世界の2019年のAIサーバー市場は約99億米ドルであり、中国市場は世界の約23.5%を占めている。中国の市場規模は23.3億米ドルに達し、前年比57.9%という高い成長率で、世界のAIサーバー市場の成長率の約2倍だ。

急成長中のAI専用サーバーで、Inspurという耳馴染みのないサプライヤが50.8%という大きなシェアを叩き出している。日本にも2020年3月に進出し、国内市場に参入した。日本での知名度は低いが、Inspurはサーバーサプライヤとしては世界3位の規模でDELL、HPに続く規模を誇る。

中国のシェア2位は約18.4%のHuaweiで、続いてDawning、Baode、Anqing、Xinhua III、DELL、Lenovoが続く。InspurとHuaweiはほぼ70%のシェアを持っており、寡占市場となっている。

AIは、ECのターゲッティングや画像認識、レコメンデーション、音声やテキストなどの自然言語処理、多方面に利用されており、Covid-19でのAIシフトによる需要も各業界で急速に高まっており、需要の拡大は当面続くと見られている。

2020新年賀詞交歓会に出席した王遠耀日本主席代表は、「3年後の2022年3月期に日本市場で売上高100億円を目指す。3年後のグループは売上高2兆円を目指しており、世界トップになっているだろう」と、日本市場への参入を宣言した。

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