AIで超高精度な音声合成・歌声合成を実現するテクノスピーチは、シードラウンドにて十六フロンティア第3号投資事業有限責任組合およびOKBキャピタルを引受先とする資金調達を実施したと発表。
テクノスピーチは、名古屋工業大学発のベンチャーとして創業。
業務用カラオケ機器のJOYSOUNDや音声創作ソフトウェア”CeVIO Creative Studio”などに音声合成・歌声合成技術の提供実績を持つ。
今回の資金調達により、エンジニアを中心に人材採用と陣容拡大を行い、開発拠点の整備を進めるとともに、システム開発の加速と開発体制の強化を行うとのこと。今回の資金を活用し、テクノスピーチは以下のプロダクト開発とビジネス開発の両面を進めていくとのことだ。
- 業務用の音声合成・歌声合成プラットフォームの展開
- オンライン授業・オンデマンド授業の電子教材の作成補助
- アーティスト(故人を含む)の歌声の再現
- ゲーム・アプリ・ウェブサービスへの応用
- バーチャルユーチューバーによるオンラインコンサート
- バーチャルアクターによるアフレコシステム
- 人工知能や音声対話システムの発声モジュールへの導入
- 外国語教育・歌唱教育における柔軟な参照音声の生成
- ALS・喉頭がん等の患者様が用いる発声デバイス
- 介護施設用デジタルサイネージ
テクノスピーチがこれまで取り組んできた、エンターテインメント分野を中心とした製品やサービスは、合成音声の自然性だけでなく喋り方・歌い方・癖などの再現性において、評価が高いとのこと。ウェブキャンペーンやゲーム・アプリへの搭載などの引き合いも増えており、国内外の同業社様からも技術提供の相談もあるとのことだ。