車載用Automotive Grade Linux、オーディオ、コネクティビティ、セキュリティ、OTA、音声認識の新機能を搭載したUCB 9.0を発表

車載テクノロジー向けの共有ソフトウェアを開発するオープンソース プロジェクトAutomotive Grade Linux (AGL) は、AGLプラットフォームの最新版UCB 9.0 (Code Name:Itchy Icefish) を発表した。

メンバー企業が一体となり共同開発したAGL Unified Code Base (UCB) は、インフォテインメント、テレマティクス、インストルメント クラスタ アプリケーションの事実上の業界標準となるオープンソース ソフトウェア プラットフォーム。

Linux FoundationのAutomotive Grade Linux担当エグゼクティブ ディレクターであるDan Cauchyは、次のように述べている。
「AGLプラットフォームは、自動車メーカーからの情報と要求に基づいて進化・成熟を続けており、そのうち数社は現在製品でAGLを使用しています。最新版のコードリリースには、オーディオ、コネクティビティ、セキュリティ強化、音声認識の改善、多数のHTML5デモアプリが含まれています。」

AGLメンバー企業は、UCBを自社の生産計画に組み込むことを既に始めている。
スバルOUTBACKおよびLEGACYは、AGL UCBのOSSを使用しており、Mercedes-Benz Vansは商用車向けの新しいオンボードOSの基盤としてAGLを使用している。またトヨタのAGLベースのインフォテインメント システムは現在世界中のトヨタとレクサス車両に搭載されている。
UCB 9.0 には、OS、ミドルウェア、アプリケーション フレームワークが含まれている。主な新機能は以下の通り。

  • OTA (Over-the-Air) : ostree (SOTA) のアップデート
  • アプリケーション フレームワーク:Token Logicベースのセキュリティの実装を含む改善
  • 音声認識 : Alexa Auto SDK 2.0、Speech-APIとボイスエージェントの統合を改善、音声認識用ディスプレイカードの新しいオープンソース版
  • オーディオ:PipeWireとWirePlumberの機能強化
  • コネクティビティ : ネットワークサポートとネットワーク設定の改善、bluetooth APIの再構築とpbapとmapプロトコルへの拡張
  • HTML5アプリ:セキュリティを Token Logic使用に変換、Web App Manager (WAM) とChromiumを使用してHTML5のみのイメージを利用可能、ホームスクリーン/ランチャー/ダッシュボード/設定/メディアプレーヤー/ミキサー/HVAC/Chromiumブラウザで HTMLデモアプリを利用可能
  • インストルメント クラスタ : QMLリファレンスアプリ : LINからIVIアプリを介したステアリングホイールコントロール、ステアリングホイール/IVIからのCANメッセージを含む更新版インストルメント クラスタ アプリ
  • ボード サポート パッケージ更新 : Renesas RCar3 BSPをv3.21に更新 (M3/H3、E3、Salvator)、SanCloud BeagleBone Enhanced + Automotive Capeのサポート強化、etnaviv (cubox-i target) を使用したi.MX6、Raspberry Pi 4のサポート強化

LINUX FOUNDATIONのリリース

この記事が良かったらシェア!